新関西国際空港会社は6月17日から、EV(電気自動車)用急速充電器の24時間運用を開始する。空港内6台目のEV用充電器で、24時間の急速充電は初導入となる。
第2ターミナルビルに併設の第5平面駐車場内に設置し、利用には全国のEV急速充電器をネットワーク化した「チャデモチャージ」への登録が必要。登録には個人客で月額1000円が必要で、充電1回あたりの従量料金は無料となる。
第2ターミナルは現在、LCC(低コスト航空会社)のピーチ・アビエーション(APJ/MM)が使用している。ターミナルに近い駐車場内への設置で、昼間の時間帯だけでなく、深夜や早朝の時間帯の利用を見込む。
関西空港内にはこれまで、5台のEV用充電器を設置している。展望ホール内駐車場に設置の1台は急速充電器で、2011年4月に運用を開始した。利用時間は午前8時から午後10時まで。立体駐車場P1とP2には2台ずつ計4台、24時間対応の普通充電器を設置している。運用開始は2012年12月から。
関西空港は、世界最高水準の環境性と安全性を備えた空港を目指しており、「スマート愛ランド構想」と命名したプロジェクトを発足させている。
関連リンク
EV(電気自動車)用充電器について(関西国際空港)
・関西空港、運転手にエコドライブ呼びかけ 5日にキャンペーン(14年6月4日)
・関西空港、フォークリフトに燃料電池 水素エネルギー活用へ(14年5月21日)