日本航空(JAL/JL、9201)と東日本電信電話(NTT東日本)は6月16日、JALの海外地区ウェブサイトで、NTT東日本の店舗・施設向け公衆無線LANサービス「光ステーション」の無料IDとパスワードを訪日観光客向けに提供すると発表した。NTT東日本が航空会社と提携し、IDとパスワードをオンラインで提供するのは初めて。提供開始は6月下旬を予定している。
海外初日本行きのJAL航空券を購入した訪日客を対象にしたもので、利用者には14日間無料で接続できるIDとパスワードを提供する。接続できるのは新潟県、長野県、山梨県、神奈川県以東のNTT東日本サービス提供エリア。ユーザーは発行されたIDとパスワードのほか、メールアドレスを登録して接続する。
両社はサービス提供により、訪日客の顧客満足度の向上、さらなる需要創出につなげたいとしている。
従来、訪日客が無料無線LANサービスを利用するには、観光案内所などでIDとパスワードを記載したカードを受け取る必要があった。
光ステーションはNTT東日本が空港や駅、店舗などで提供する無線LAN接続サービスで、エリア内で約4万6000カ所のアクセスポイントがある。
JALは海外地区向けウェブサイトを、海外26地区で11言語と日本語で提供している。