スカイマーク(SKY/BC、9204)が5月15日に発表した2014年3月期通期決算は、純損失が18億4500万円(前期は37億7800万円の純利益)だった。最終赤字となったのは、2009年3月期以来、5期ぶり。
—記事の概要—
・円安で営業費用増加
・15年3月期は黒字転換
円安で営業費用増加

5期ぶりに最終赤字となったスカイマーク=14年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
売上高は859億7500万円(前期並み)、営業損失は25億600万円(前期は46億7400万円の営業利益)、経常損失は4億300万円(前期は80億9100万円の経常利益)。期末配当は無配(前期は1株4円)で、自己資本比率は前期より6.4ポイント低下し56.2%となった。
LCC(低コスト航空会社)との競争が激化する中、不採算路線から需要が見込まれる路線へ掛け替えた結果、売上高は前期並みを維持した。
一方、営業費用は使用機材の増加と、為替の円安進行で膨らんだ。ドル建てとなる航空機材費が前期比