エアバスは現地時間5月9日、A350 XWBの試験機(MSN4)を用いて、水たまりのある滑走路での認証試験を実施し、成功したと発表した。
水たまりの深さは最低22mmで、速度は60ノット(約111km/h)からスタートして140ノット付近まで速度を増した。前脚(ノーズギア)から発生した水しぶきが、エンジンや補助動力装置(APU)に入り込むかを検証した。
同試験では、逆噴射を含むさまざまな状況をテストするため、試験機は水たまりのある滑走路に数回進入した。
A350 XWBは現在4機の試験機でテストを実施中。合計で350回以上のフライト、1600時間以上を飛行している。2014年前半には、中東やカナダでテスト済み。数週間以内に最後の試験機(MSN5)が加わる見込み。今年7-9月期(第3四半期)に型式証明を取得し、10-12月期(第4四半期)の就航を予定している。