プレミアムクラス23席、普通席542席の計565席と、国内線最大級の座席数を誇った全日本空輸（ANA）のボーイング747-400D型機。ジャンボの愛称で親しまれた同機は、今年3月31日で全機が退役し、ラストフライトを務めた機体（登録番号JA8961）も、4月16日に羽田空港から売却先の米国へ飛び立った。
ANAの747-400D（JA8960）のコックピット＝13年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
繁忙期に重宝されたジャンボがいない、初めてのゴールデンウィーク。機内の様子はどのような感じだったのだろうか。
今回は3月14日に退役したJA8960のアッパーデッキとコックピットを取り上げる。普通席84席と座席数は戦後初の国産旅客機となった日本航空機製造YS-11型機（標準で64席）よりも多く、ラバトリー（化粧室）2カ所、ギャレー（厨房設備）が配されたアッパーデッキは、ジャンボならではのものだ。
＊メインデッキ編はこちら [1]。