エアライン — 2014年3月28日 20:00 JST

ANA、外国人客室乗務員の採用4割拡大 貨物は新会社へ 4月から新組織

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 全日本空輸(ANA)は4月1日付で組織改編を実施し、外国人客室乗務員(CA)の増員などを進めるグローバル推進部を客室センター内に新設する。また、貨物事業については新事業会社「ANA Cargo(ANAカーゴ)」への移管に伴う改編を行う。

客室センターにグローバル推進部を新設するANA=1月12日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 国際線ネットワークの拡大などに伴い、ANAでは現在約400人いる外国人CAを、2016年度までに4割増の550人に増やす。グローバル推進部の新設はこれによるもので、海外在住の外国人CAのマネジメントに加え、日本人CAについても語学力や就航国の文化理解など、知識向上を図るプログラムを企画していく。

 貨物については、4月からANAグループの貨物事業を一体的に受け持つANAカーゴ設立により、貨物事業室の企画推進部、マーケティング部、レベニューマネジメント部、東京と北海道、中部、大阪、九州、沖縄の6販売部、成田と関西、東京の3貨物郵便部を廃止。組織統合と業務移管を進める。

 オペレーションサポートセンターでは、路線開設により青森空港所を新設。三宅島線廃止により、三宅島空港所は廃止となる。このほか、意思決定の迅速化や役割の明確化に伴う組織の廃止や改称を実施する。

 フライトオペレーションセンターでは、ボーイング747-400型機の3月末での退役に伴い、B747-400部が廃止される。

 また、安全推進センターや整備センター、営業センターでも組織再編を実施し、業務改善を推進する。

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