国土交通省航空局(JCAB)は3月25日、日本航空(JAL、9201)が申請していた羽田-ホーチミン線の深夜便について、認可したと発表した。これに対し全日本空輸(ANA)は、「競争環境がゆがむ」との意見書をJCABに提出した。

JALが羽田-ホーチミン線で運航するスカイスイート767=13年11月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
JCABでは、現時点で同一路線を運航する航空会社がなく、直接競合が生じていないことや、両都市間の需要が旺盛であることを背景に、JALが羽田-ホーチミン線開設後もANAが現在運航する成田-ホーチミン線の維持が困難になるなどの重大な影響は生じないと判断した。
羽田の国際線発着枠については昨年10月、昼間時間帯(午前6時から午後11時まで)の発着枠が