スターフライヤー(SFJ、9206)は3月19日、取締役会で4月1日以降の新役員体制を決めた。6月25日開催予定の株主総会後、新社長に就任する全日本空輸(ANA)OBの松石禎己氏は執行役員に就任し、経営合理化推進プロジェクト長を務める。現社長の米原愼一氏は、3月31日付で辞任する(関連記事 [1])。

新社長に就任する松石氏(スターフライヤーの資料から)
執行役員は松石氏のほか、2人が新任。ANAで経理部や財務部を歴任し、東京空港支店総務部長を経て全日空商事へ出向中の柴田隆氏と、SFJの経営企画本部長の後藤洋氏が就任する。また、3月31日付で、袋辰次・取締役執行役員が辞任する。
松石氏は長崎県出身の60歳で、1975年に整備畑でANA入社。ANAのオペレーション統括本部OMCオペレーションディレクター室オペレーションディレクターを最後に2012年3月退職した。在職中はスカイネットアジア航空(ソラシド エア、SNJ)に常務取締役として2005年から出向し、2007年からは副社長を務めた。ANAを退職後はIBXの危機管理対応室の室長に就任し、今年1月末に退職後、3月に顧問としてSFJに入社した。
4月1日以降ならびに6月25日以降の役員体制は下記の通り。株主総会以降の社外取締役は、別途選任する。