エアライン, 機体 — 2014年3月17日 09:17 JST

ルフトハンザ、プレミアムエコノミー導入 11月から35年ぶり新クラス

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 ルフトハンザ ドイツ航空(DLH)はこのほど、プレミアムエコノミークラスを導入すると発表した。5月から予約を受け付ける。11月からボーイング747-8型機を皮切りに導入し、1年間で全長距離路線に投入する。

ルフトハンザのプレミアムエコノミークラス(同社提供)

 DLHが新クラスを設定するのは35年ぶり。ビジネスクラスにフルフラットシートを導入したことで、エコノミークラスとの差が拡大したことから、プレミアムエコノミーを導入する。座席数は機材により21席から52席。

 新座席は独ZIM製。キールにある「muller/romca Industrial Design」社との提携により設計された。シートピッチは38インチ(97センチメートル)で、広いアームレストやセンターコンソールを設けたことで空間幅は約10センチメートル広がり、プライバシーが守られるようになった。エコノミークラスと比べて、1.5倍広い空間を利用できるとしている。個人モニターはタッチパネル式で、大きさは機材により異なり、11インチから12インチ(28-30センチメートル)とエコノミークラスより2インチ以上大きくなる。

 背もたれは深いリクライニングが可能で、ヘッドレストは高さを調整でき、両側を曲げることも可能。2列目からは高さの調節が可能なフットレスト、1列目にはフットレストと一体化したレッグサポートが設けられた。ボトルホルダーや電源コンセント、小物用収納スペースなどを用意した。また、ミネラルウォーターやアメニティーキットが無料で用意され、食事はポーセリンの食器により提供される。

 プレミアムエコノミーは、チェックインや搭乗手続きはエコノミークラスと同じ規定が適用されるが、手荷物はエコノミークラスの2倍となる1個あたり23キログラム、2個までを無料で預けられる。25ユーロ支払うと、出発前にルフトハンザ ビジネス ラウンジが利用できる。これまでDLHのラウンジは、料金を支払うことでの利用はできなかった。

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