防衛省は3月14日、マレーシアに派遣されている航空自衛隊のC-130H輸送機(75-1078)が、消息不明となっているマレーシア航空(MAS)MH370便の捜索救助活動を、マレー半島東方の南シナ海で現地時間13日から開始したと発表した。
自衛隊が国際緊急援助隊を、航空機の捜索救助活動のために派遣するのは、今回が初めて。
もう1機のC-130H輸送機も13日朝、マレーシアのスバン空港へ向けて那覇基地を出発。海上自衛隊のP-3C哨戒機2機も、準備が整い次第、現地へ派遣する予定。このほかに、1機のC-130Hが国内に待機する。
MH370便は8日、クアラルンプールを出発して北京へ向かう途中、乗客227人(幼児2人含む)と乗員12人を乗せたまま消息を絶った。機材はボーイング777-200ER型機(登録番号9M-MRO)で、エンジンは、英ロールス・ロイス製トレント800を搭載している。
現地には、米国家運輸安全委員会(NTSB)もボーイングやFAA(米国連邦航空局)の技術担当者を含む調査団を派遣している。
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