エアライン, 空港 — 2014年2月10日 14:05 JST

ピーチ、那覇LCCターミナルから初の国際線 搭乗手続きを内際統一

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 ピーチ・アビエーション(APJ)は2月10日、那覇空港のLCC(低コスト航空会社)専用ターミナル内に完成した国際線用施設の利用を開始した。

那覇空港LCCターミナルの自動チェックイン機前に並ぶ台北行きMM923便の乗客=2月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

那覇空港を離陸する台北行きMM923便=2月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 那覇空港を発着するAPJ便の搭乗手続きは、これまで国内線はLCCターミナル、国際線は国際線ターミナルを利用してきた。LCCターミナル内に、CIQ(税関・出入国管理・検疫)を設置した国際線用施設の供用開始に伴い、国内・国際線ともにLCCターミナルで搭乗手続きが行えるようになった(国際線用施設の詳細はこちら)。

 従来APJが那覇から運航している台北(桃園)線は、既存の国際線ターミナルで搭乗手続きを行った後、LCCターミナルに駐機している機体へ向かっていたため、搭乗に10分程度時間がかかっていた。今後は同一ターミナル内となる国内線と国際線の乗り継ぎ時間を短縮できる。また、APJの乗り場が統一されることで、旅慣れていない人でも利用しやすくなる。

 APJの井上慎一CEO(最高経営責任者)は、「アジア各国が沖縄のポテンシャルに注目し始めている。沖縄がアジアの玄関口になるよう、貢献していきたい」と抱負を述べた。

滑走路へ向かうMM923便=2月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同社は7月19日からは那覇-福岡線を新設すると同時に、那覇を関西空港に次ぐ第2ハブ(拠点)として運用開始。エアバスA320型機を那覇でも整備できるようになり、柔軟な路線展開が可能になる。6月にA320の13号機を受領後、7月から1機を那覇に常駐させる。

 那覇を第2拠点とすることで、那覇発着の国際線を拡充していく。現在1日1往復の那覇-台北線に加え、すでに関空から就航している香港や、ソウル、プサンなどを含む片道4時間以内のアジア方面への国際線就航を目指す。

 LCCターミナルの国際線施設稼働後、最初の便となった台北行きMM923便は、乗客171人を乗せ、午後0時57分に出発した。

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