タイ国際航空、A350客室を全面改修へ　28年から

　エアバスは現地時間4月9日、タイ国際航空（THA/TG）とA350型機の客室改修に関する基本合意書（LoI）を締結したと発表した。保有するA350-900に新たなビジネスクラスやプレミアムエコノミーなどを導入し、長距離路線における快適性と効率性の向上を図る。改修は2028年から順次開始し、運航への影響を抑えながら進める。

タイ国際航空のA350-900＝PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　改修プログラムはエアバスが監督し、最新の「ロイヤル・シルク」ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスの各シートに刷新。機内エンターテインメントシステムも改良し、路線ネットワーク全体で統一感のあるサービスを実現するという。

　A350は、エアバスが開発した長距離国際線向けのワイドボディ機で、タイ国際航空の主力機材のひとつ。今回の改修は、同社の機材近代化戦略を支援するもの。

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