空港 — 2025年4月7日 16:00 JST

伊丹の“パタパタ”案内機、空港ホテルで展示 万博記念で再利用

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 伊丹空港(大阪国際空港)を運営する関西エアポート(KAP)は4月7日、ターミナル内にある大阪空港ホテルで「反転フラップ式案内表示機」の展示を始めたと発表した。同空港で使用していた“パタパタ”を再利用したもので、稼働当時の航空各社のロゴのほか、13日に開幕する大阪・関西万博を記念したデザインも施した。

大阪空港ホテルで展示を始めた「反転フラップ式案内表示機」(KAP提供)

 同ホテルのロビーに7日から設置した。ロビーの利用は原則として宿泊者限定だが、午前11時から午後2時までの時間帯は宿泊者以外も見学できる。宿泊者以外で見学を希望する人はフロントに伝え、1回10分程度見学できる。パタパタは展示用の案内板で、情報は実際の便名・時間・行き先とは異なる。KAPによると、設置期限は設けていないという。

 反転フラップ式案内表示機は、開発した伊ソラリー社の社名から「ソラリー式」、表示がパタパタと音を立てて変わることから「パタパタ式」などとも呼ばれる。伊丹空港は案内表示のデジタル化が進んだことから、2024年9月上旬に撤去済みで、現在は使用されていない。案内板の再利用について、KAPグループ内で話し合いを進め、同ホテルでの展示が決まったという。

大阪空港ホテルで展示する万博を記念したデザインを施した「反転フラップ式案内表示機」(KAP提供)

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【お知らせ】写真を提供写真に差し替え、設置期間などを追記しました。(25年4月7日 17:12 JST)