エアバス, エアライン, 機体 — 2025年4月7日 12:34 JST

エバー航空、A350-1000を6機追加発注し24機に A321neoは18機

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 エアバスは現地時間4月7日、台湾のエバー航空(EVA/BR)が大型機A350-1000型機を6機、小型機A321neoを3機追加発注したと発表した。これにより、同社が発注したA350-1000は24機、A321neoは18機に増えた。

エバー航空が追加発注したA350-1000とA321neo(エアバス提供)

 今回の発注は、3月に発表した発注コミットメントに基づく契約が締結されたもので、2機種とも同社初導入の機材を追加発注。エバー航空は、北米や欧州などの長距離国際線にボーイング777-300ER型機を投入しており、A350-1000を新たな主力機材のひとつとして導入する。

 エバー航空は現在、777-300ERを33機運航しており、導入から20年近い機材もある。また、787-10を4機、787-9を9機、貨物機の777Fを1機の計14機も追加発注済みで、2027年までの受領を予定している。

 今回追加発注したA321neoは、保有するA321ceo(従来型A320)の18機を置き換える目的で導入される見通し。A321neoは新世代エンジンやシャークレットを採用し、燃費を20%改善するなど、短中距離路線の運航効率向上が期待されている。

 A350-1000のエンジンは英ロールス・ロイス(RR)製Trent XWB-97(トレントXWB-97)で、最大9700海里(約1万8000キロ)を無着陸で飛行可能。前世代機と比べて燃料消費量とCO2(二酸化炭素)排出量をともに25%削減する。SAF(持続可能な航空燃料)との混合比50%での運航が可能で、エアバスは2030年までに100%SAF対応を目指している。

エバー航空が追加発注したA350-1000(エアバス提供)

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