空港 — 2025年4月6日 18:30 JST

成田空港「さくらの丘」で炭火焼きジンギスカン 4/12初開催、御料牧場由来の三里塚名物

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 成田空港近くの展望公園「三里塚さくらの丘」で、地域の歴史と観光資源を生かしたイベント「ひつじと桜のジンギスカン・マルシェ」が、4月12日に開催される。

成田空港の三里塚さくらの丘で開かれる「ひつじと桜のジンギスカン・マルシェ」のイメージイラスト(実行委のサイトから)

 三里塚さくらの丘は、成田空港のA滑走路南側(RWY34L)近くに位置し、離着陸する航空機を一望できる公園で、桜が咲く季節には花見スポットにもなる。空港が開港する前の三里塚地区に下総御料牧場があったことから、今回のイベントでは、かつて皇室の園遊会や海外賓客の接遇で振る舞われたという、三里塚名物のジンギスカンを桜の下で楽しめるものとして企画され、地域住民や空港関係者、観光客など幅広い層の参加を想定している。

 ジンギスカンは2部制で、第1部が午前10時50分から午後0時30分まで、第2部は午後1時20分から3時までとなり、各回30席の予約制。入場は無料だが、ジンギスカンの料金は1テーブルあたり1万円となる。申し込みは「ひつじと桜のジンギスカン・マルシェ」のウェブサイトから。

 時間は午前10時から午後5時までで、荒天時は13日に延期。三里塚地区在住の有志によるSANRIZUKA NARRATIVE FES実行委員会が主催する。実行委によると、ジンギスカンは七輪を使った炭火焼きで、厳選された生ラムを使い、地元や園遊会でも用意された醤油ダレにつけて食べるという。

 ジンギスカン以外にも、キッチンカーによる飲食販売や物産展、音楽ライブ、ヒツジをテーマにした展示やワークショップ、トークイベントなどを開く。

「ひつじと桜のジンギスカン・マルシェ」で提供するジンギスカンのイメージ(実行委のサイトから)

 公共交通機関を利用する場合、JR成田駅表参道口(東口)1・2番のりばから、JRバスの八日市場駅行きで「住宅入口」バス停で下車し、徒歩約10分となる。また、ジンギスカン予約者専用駐車場を1組1台用意し、イベント参加者向けにも120台程度用意するという。

 三里塚地区は、かつて明治政府により下総御料牧場が設けられ、桜の名所としても知られた地域。今回の催しは地域の歴史を踏まえ、観光資源の再評価と空港との共生をテーマに企画された。実行委員会は、イベントを通じて「桜の三里塚」の記憶を次世代につなぎ、地域のにぎわい創出につなげたいという。

関連リンク
ひつじと桜のジンギスカンマルシェ
三里塚さくらの丘(Googleマップ)
三里塚さくらの丘(成田市観光協会)
成田空港

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