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JAL鳥取社長のパイロット給与「上げていきたい」が1位 先週の注目記事25年3月23日-29日

 3月23日から29日までによく読まれた記事をまとめました。一番読まれたものは、日本航空(JAL/JL、9201)の鳥取三津子社長が示したパイロットの給与引き上げ検討でした。

JALの鳥取社長=25年3月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

第1位 JAL鳥取社長、パイロットの給与「上げていきたい」海外との乖離課題 [1]

 JALは3月19日に、2021-2025年度中期経営計画の最終年度となる2025年度のローリングプラン(改訂版)を発表。都内で開かれた会見で、鳥取社長に海外との開きが大きいパイロットの給与水準について質問しました。

 こうした職種別の給与引き上げの話題が出ると、すべての職種を引き上げろという意見が出ますが、それはもっともだと思います。一方で、原資となる売上を伸ばすことが限定的である以上、もっとも効率良く全体の給与水準を引き上げる方法を考える必要があります。採用競争が激しいだけでなく、養成に時間がかかるパイロットから引き上げて、全体に波及させていくことは妥当な順位付けだと感じました。

 感情論ではなく、なぜその順番が妥当なのかや、原資をいくら確保でき、投資に対してどこにどの程度効果があるか、波及効果を期待できるかといった、俯瞰的かつ論理的な議論が不可欠だと改めて感じました。