空港, 需要, 需要実績 — 2025年3月28日 18:40 JST

中部空港、香港・ベトナム便が過去最高に 中国本土も新路線=夏ダイヤ計画

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 中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社が発表した夏ダイヤ(3月30日から10月5日)の運航計画によると、4月1日を基準とした期初の週あたりの国際線旅客便は339便(往復)となる。341便だった2024年冬ダイヤのピーク時と比較すると2便(1%)減、321便だった前年夏ダイヤでは18便(6%)増で、香港とベトナムの両方面が過去最高の便数となる見通し。このほか、中国本土でも新路線の開設がみられる。

—記事の概要—
新路線・再開・増便
国内線

新路線・再開・増便

夏ダイヤの香港・ベトナム路線が過去最高となる見通しの中部空港=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 新路線は3路線で、いずれも4月に就航する。厦門(アモイ)航空(CXA/MF)は福州線を1日から週3往復運航し、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は10日からソウル(金浦)線を週7往復新設。ベトナムのベトジェットエア(VJC/VJ)はホーチミン線を開設し、24日から週4往復運航する。同路線の就航によりベトナム路線の便数は週23往復となり、2024年冬ダイヤの週19往復を上回り開港以来最高となる。

 再開路線は3路線で、いずれも夏ダイヤ移行直後の3月中に復便する。韓国LCCのジンエアー(JNA/LJ)は期初の30日から釜山線を週7往復、フィンエアー(FIN/AY)はヘルシンキ線を31日から週3往復で再開させる。また、タイ・ライオン・エア(TLM/SL)が31日からバンコク(ドンムアン)線を再開し、台北(桃園)経由で乗り入れる。

 増便は3路線で、いずれも期初の30日から増便する。中国東方航空(CES/MU)の上海(浦東)線を週11往復から同14往復に、上海吉祥航空(DKH/HO)は週7往復の上海線を同14往復に、厦門航空は杭州線を週3往復に、香港のキャセイパシフィック航空(CPA/CX)は週14往復に増便となる。

 香港路線の便数は週42往復となり、2017年夏ダイヤの週41往復を上回り開港以来最高となる。

 夏ダイヤの国際線は旅客便27都市、週339便となる。2024年冬ダイヤでは27都市341便、2024年夏ダイヤでは25都市321便だった。国際線貨物便は週49便(往復)で、冬ダイヤと比較し8便減となる。

国内線

 国内線旅客便は18都市、1日78便(往復)となる。2024年冬ダイヤは86便、2024年夏ダイヤは82便だった。

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中部国際空港 セントレア

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