エアバス, エアライン, 機体, 解説・コラム — 2025年3月28日 17:26 JST

スターフライヤー、9号機を返却 香港航空へ

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 スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は3月28日、エアバスA320型機の9号機(登録記号JA09MC)がリース期間満了で本社のある北九州空港を飛び立ったと自社のSNSで発表した。

羽田空港1番スポットから出発するスターフライヤーのA320 9号機JA09MC=20年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 9号機は、2013年3月24日にリース会社から受領した機体。座席数は1クラス150席で、洋上を長時間飛行する際に必要な航空当局の承認「ETOPS(イートップス)」を取得し、国際線の運航を念頭に置いていた。28日は北九州空港を午前10時47分に離陸し、目的地の香港には現地時間で同日午後1時18分ごろ着陸した。

 商業運航の最終日は、2024年10月30日の羽田発北九州行き7G81便で、午後3時49分ごろ着陸。その後は那覇空港を拠点を置く整備会社MRO Japan(MROジャパン)で、リース会社へ戻す前に必要な返却前整備が行われた。

 当紙の調べでは、次の運航会社は香港航空(CRK/HX)で、自動車のナンバーにあたる「登録記号」はB-LPUに変更予定。座席数はスターフライヤー時代と同じ1クラス150席のままとなる見通し。

 9号機の返却で、スターフライヤーの機材はA320(1クラス150席)が9機、2023年7月4日に就航したA320neo(同162席)が2機となっている。A320neoの3号機は、9月ごろの引き渡しが予定されている。また、2024年5月には機材更新用のA320neoを最大5機リース導入すると発表しており、確定発注3機は2026年10月、2027年11月、2028年2月に受領する計画で、オプションの2機は2027年2月と2028年2月の受領を予定している。



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