ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は3月28日、航空券予約サイトを刷新すると発表した。座席指定などのオプションをスキップできるようし、予約完了までの手順を短縮するほか、デザインを見やすいものに変更する。また、座席指定の区分は直感的な種別に変更し、一部国際線では機内食の事前購入にも対応する。リニューアルは4月2日午前7時を予定する。

予約サイトを刷新するピーチ=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
リニューアル後は、予約完了までのステップを大幅に短縮する。オプションを必要としない場合はオプション選択をスキップできるようにし、予約がスムーズに完了するという。またオプション選択画面も刷新し、座席指定や預け手荷物などのオプションのうち必要なものだけを選択できるようにする。このほか、オプション料金を予約時と予約後で統一する。

オプション選択をシンプルにするリニューアル後のピーチの予約画面(同社資料から)
また、座席区分と名称も変更。リニューアル後は「ファスト」「フロント」「ミドル」「バック」の4エリアとし、窓・中央・通路側の区分をなくす。
現在の座席種別はエアバスA320型機の場合、最前列を「ファストシート」、2-5列目と12-13列の非常口座席を「スマートシート」、6-11列の全席と14列目以降の窓側を「プレジャーシート」、14列目以降の中央・通路側を「スタンダードシート」と区分。新たな座席種別は、1列目を「ファストエリア」、2-10列目を「フロントエリア」、非常口座席を含む11-20列目を「ミドルエリア」、21列目以降を「バックエリア」とする。
機内食の事前購入は7月1日以降に出発する国際7路線が対象で、関西空港発の台北(桃園)・高雄・香港・上海(浦東)・バンコク(スワンナプーム)・シンガポールの各線と、成田空港を出発する台北線で事前購入に対応する。

ピーチの変更前(上)と変更後の座席区分(同社資料からAviation Wire作成)
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ピーチ・アビエーション
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