ボーイングは現地時間3月27日、米陸軍特殊作戦航空コマンド(USASOAC)から大型輸送ヘリコプターMH-47G「チヌーク」のブロックII仕様への大規模改修(remanufacture)を追加で5機分受注したと発表した。契約金額は2億4000万ドルで、ボーイングによる引き渡しは2027年から始まる見通し。

MH-47G(ボーイング提供)
USASOACは2024年にも同型機を2機追加発注しており、今回の契約によりボーイングが受注したMH-47G ブロックIIは通算51機となった。全機の改修は2030年初頭までの完了を見込む。
MH-47G ブロックIIは、再設計された燃料タンクや強化された機体構造、最新のアビオニクスを搭載し、空中給油機能や悪天候下・低空飛行を支援する操縦支援システムなどを備える。設計は将来的な近代化改修にも対応しており、長期運用を想定している。

MH-47G(ボーイング提供)
関連リンク
U.S. Army Special Operations Aviation Command
Boeing
ボーイング・ジャパン
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