日本航空(JAL/JL、9201)は、2021-2025年度中期経営計画の最終年度となる2025年度のローリングプラン(改訂版)で、事業活動による利益を示すEBIT(財務・法人所得税前利益)を2028年度に2300億円とする目標を示した。

28年度にEBIT 2300億円を目指すJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ローリングプランは3月19日に発表。直近のEBITは、2024年度は計画通り1700億円を達成し、中経最終年度となる2025年度は前年度比17.6%増の2000億円を目指す。2026年3月期の通期予想は、売上収益が7.4%増の1兆9770億円、15.0%増の1150億円を見込んでいる。
JALは2026年度からの新中期経営計画を発表していないが、これまでと同様に5カ年計画だった場合、2300億円のEBITを目指す2028年度は折り返し地点にあたる。このうち、JAL本体を中心としたFSC(フルサービス航空会社)事業のEBITは、年平均成長率