4月の大阪・関西万博開幕を前に、関西空港の第1ターミナル(T1)はリノベーション(改修工事)の「グランドオープン」を3月27日に迎える。これに先立ち、航空会社共用となる2つの新しい国際線ラウンジ、最上位の「KIX Lounge Premium(KIXラウンジ・プレミアム)」とメインの「KIX Lounge Kansai(KIXラウンジ・カンサイ)」や、新しい入国審査場が15日、関係者に公開された。

関空T1リノベーション完成と開港30周年を祝う式典で乾杯の音頭を取る関空議連前会長の二階俊博氏(中央)。写真左が関西エアポートの山谷佳之社長=25年3月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
1タミのリノベーションは、1994年9月4日の開港以来初の大規模改修で、2021年5月28日に着工。国際線旅客の受け入れ能力を年間3000万人、LCC専用の第2ターミナル(T2)と合わせると同4000万人に拡大する。
15日はグランドオープンと開港30周年を祝う式典が開かれ、政府や自治体、航空会社、空港運営会社などの関係者約450人が招かれた。

関空T1リノベーション完成と開港30周年を祝う式典で「必ず儲けてみせる」と挨拶する関西エアポートの山谷佳之社長=25年3月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
関西・伊丹・神戸の3空港を運営する関西エアポート(KAP)の山谷佳之社長は、15日の式典で「30年の歴史はチャレンジと苦悩の繰り返しだった。今度は失敗したくない。必ず儲けてみせる。必ず必ず儲けてみせて、私たちが利益を上げれば、関西経済界も、大阪も神戸も京都もみんな儲かるはずだ」とあいさつ。「次の30年は儲けて儲けて儲かる関西空港、伊丹空港、神戸空港であり、関西経済のためになるために歩みたい」と抱負を述べた。

関空T1リノベーション完成と開港30周年を祝う式典で祝辞を述べる大阪府の吉村洋文知事=25年3月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
来賓として出席した大阪府の吉村洋文知事は「国と国の競争はもちろんだが、これからは都市と都市の競争
これより先は会員の方のみご覧いただけます。
無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。
有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。
会員の方はログインしてご覧ください。
ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。
無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。
* 会員には、無料個人会員および有料個人会員、有料法人会員の3種類ございます。
これらの会員になるには、最初に無料会員としての登録が必要です。
購読料はこちらをご覧ください。
* 有料会員と無料会員、非会員の違いは下記の通りです。
・有料会員:会員限定記事を含む全記事を閲覧可能
・無料会員:会員限定記事は月3本まで閲覧可能
・非会員:会員限定記事以外を閲覧可能
* 法人会員登録は、こちらからお問い合わせください。
* 法人の会員登録は有料のみです。