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ANA、退役737-500のコックピット見学付き格納庫ツアー3月開催 整備士が同行

 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、現役整備士が企画した「羽田格納庫プライベートツアー」を3月に開催する。格納庫や整備訓練機(ボーイング737-500型機、JA301K)のコックピットなどを見学できるツアーで、1組に整備士1人が同行して参加者のペースで楽しめるようにするという。

退役した737-500を活用したANAの整備訓練専用機=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ANAの737-500 JA305Kのコックピット=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ツアーでは、装備品工場見学やライフベスト着用体験、コックピット見学を実施。記念品の羽田格納庫プライベートツアー限定オリジナルタグは旅行代金に含まれる。装備品工場を案内するのは、ANAの格納庫ツアーでは初めてだという。

 企画したのは、格納庫での「ドック整備」を主に担当しているグループ会社ANAベースメンテナンステクニクスの整備士。20年前に格納庫を見学した際の記憶が今も残っているといい、整備士の目線でANAファンや航空ファンに楽しんでもらいたいという。

 開催日は3月23日と30日で、午前の部が午前9時から正午、午後の部が午後2時から午後5時で約3時間。募集は各回3組、1組4人までで、最少催行組数は各回2組。応募資格は小学生以上で、旅行代金は1組17万2500円、4人参加時は1人あたり4万3125円となる。

 申し込みはANAの専用サイトからで、受付は2月11日まで。応募多数の場合は抽選となる。

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