トキエア(TOK/BV)は1月9日、全便欠航を14日まで延長すると発表した。不具合が発生した機体部品の調達に時間がかかることから、当初10日までとしていた欠航期間の延長を決めた。
同社によると、不具合が起きたのは2機運航する仏ATR製ATR72-600型機のうち初号機(登録記号JA01QQ)。6日の中部発新潟行きBV404便の飛行中に不具合が発生し、新潟空港へ到着後の点検で、主翼前縁の除氷装置が損傷して部品交換が必要となった。
現在、交換部品を海外から取り寄せている。部品空輸後は陸路で新潟空港へ運ぶため、道路状況や天候により遅延の可能性があるという。また部品交換作業はハンガー(格納庫)などの屋内作業スペースがなく、雪や雨など新潟空港の天候により作業時間が長引く可能性もあることから、全便欠航期間が延長となる場合もあるという。
もう1機の2号機(JA02QQ)は、昨年12月15日に中部空港(セントレア)から新潟へ向かう際に被雷。現在整備作業が長引いており、当初は13日に作業を終える予定だったが、20日まで1機体制となっているところ、残る1機も運航できなくなった。
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