エアライン, 需要, 需要実績 — 2025年1月9日 06:00 JST

ANA国際線、利用率80.1% 旅客66万人=24年11月実績

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 ANAホールディングス(9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)の2024年11月利用実績によると、国際線は旅客数が前年同月比11.3%増の66万4332人だった。座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は9.0%増の47億9812万3000座席キロ、有償旅客を運んだ距離を示すRPK(有償旅客キロ)は12.0%増の38億4497万5000旅客キロ、ロードファクター(座席利用率、L/F)は2.1ポイント上昇し80.1%だった。

24年11月の利用率が国際線80.1%、国内線79.4%だったANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 一方、国内線は旅客数が前年同月比9.4%増の346万9615人、ASKは4.8%増の34億9170万1000座席キロ、RPKは11.1%増の27億7160万8000旅客キロ、搭乗率は4.6ポイント上昇し79.4%となった。

―記事の概要―
国際線
国内線
貨物郵便
運航状況

国際線

 国際線の方面別では、L/Fが最も高かったのは欧州方面の84.9%(前年同月比2.3ポイント上昇)で、低かったのは北米方面/ホノルルの77.0%(1.8ポイント上昇)だった。

 旅客数は3方面すべてで前年を上回った。増加率が最も高かった欧州方面は36.1%増の6万1963人。増加率が最も低かった北米方面/ホノルルは、8.1%増の18万7494人だった。

国内線

 国内線のうち、羽田発着の幹線4路線の搭乗率は、那覇線の85.0%(4.4ポイント上昇)が最も高く、最低値は伊丹線の77.5%(3.5ポイント低下)だった。

 旅客数は4路線とも前年を上回った。増加率が最も高かったのは札幌(新千歳)線で、18.7%増の30万5089人。最も低かったのは伊丹線で、7.8%増の24万287人だった。

貨物郵便

 貨物・郵便の輸送実績は、国際は貨物が5万3879.7トン(3.0%増)、郵便が1041.3トン(7.7%減)。国内は貨物が2万1148.6トン(7.5%増)、郵便が1693.6トン(3.6%減)だった。

運航状況

 運航状況は、国際線が就航率99.1%(前年同月は99.8%)、定時到着率88.0%(85.9%)。国内線は就航率99.2%(99.6%)、定時到着率77.7%(80.4%)だった。

関連リンク
全日本空輸

JAL国際線、旅客数64万人 利用率85.0%=11月実績(24年12月26日)
ANA国際線、旅客67万人 利用率79.5%=10月実績(24年12月11日)