エアライン — 2025年1月7日 15:20 JST

ANA/JAL共同離島事業、九州3社利用キャンペーン 航空券・特産品プレゼント

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 天草エアライン(AHX/MZ)とオリエンタルエアブリッジ(ORC/OC)、日本エアコミューター(JAC/JC)の九州3社と全日本空輸(ANA/NH)、日本航空(JAL/JL、9201)の計5社で構成する地域航空サービスアライアンス協議会(EAS Alliance)は1月7日、利用促進の共同キャンペーンを始めた。ANAとJALのマイレージ会員が対象で、抽選で九州3社の往復航空券や地域の特産品などをプレゼントする。2月28日まで。

九州の航空3社の利用キャンペーンを始めたEASアライアンス。写真は福岡空港の搭乗口に表示されたJAL便名とコードシェアのANA便名が表示されたJACの鹿児島行き3673便=22年10月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 九州3社便を「ANAマイレージクラブ(AMC)」会員はANA便名で、JALの「JALマイレージバンク(JMB)」会員はJAL便名で利用し、ANA・JALそれぞれで応募を受け付ける。A賞は九州3社の往復航空券で1社1路線計3人ずつ、B賞は壱岐産アスパラガスや天草晩柑詰め合わせなどを9人ずつにプレゼントする。対象運賃はマイル積算可能な国内線全運賃。

 EAS Allianceは2023年10月25日に設立し、活動期間は2028年3月31日までの約4年間。九州3社の機材は仏ATR製のターボプロップ(プロペラ)機で、同型機を運航する地域航空会社の協業促進や、安全基盤の確立と安定運航確保への技術協力のほか、需要喚起や管理業務の効率化などを進めていく。会員は設立5社で、協業できる航空会社は新会員として加入できるようにする。

 協議会の基となったEAS LLPは6年前の2019年10月25日に設立し、2023年10月24日までの4年間活動した。EAS LLPは2022年冬ダイヤ初日の同年10月30日から、大手2社の系列を超えたコードシェア(共同運航)を開始。このほか機体予備部品の共用化、機材更新時の新造機導入支援などで協業しており、EAS Allianceの設立により協業体制をさらに強化する。

関連リンク
地域航空サービスエアライン利用促進搭乗キャンペーン(ANA)
自然豊かな離島に癒される「九州を拠点とする航空会社3社との新しい取り組み」(JAL)
天草エアライン
オリエンタルエアブリッジ
日本エアコミューター
全日本空輸
日本航空
EAS LLP – 地域航空サービスアライアンス有限責任事業組合(Facebook)

EASアライアンス
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