解説・コラム — 2024年12月31日 16:33 JST

JAL鳥取社長の6月株総 安全陳謝が年間1位 2024年の年間注目記事

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 2024年1年間によく読まれた記事をまとめました。一番読まれたものは、日本航空(JAL/JL、9201)が今年6月に開いた株主総会の記事でした。4月に就任した鳥取三津子社長が初めて総会の議長を務め、1月の羽田事故や、5月に国土交通省から受けた厳重注意について陳謝しました。

東京・有明で開かれた株主総会で陳謝するJALの鳥取社長=24年6月18日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

第1位 JAL株総、鳥取社長が安全トラブル陳謝 4年ぶり「退場を命じます」

 今年のJALの株総は6月18日に開催。安全に対する陳謝のほか、本格化した貨物事業、カスハラ対応などについても、株主から質問がありました。退場者は2020年以来4年ぶりに出たものの、鳥取社長が退場を二度宣告し、退場後の会場では賛同の拍手が起きていました。

第2位 JAL、A350全損で150億円損失 業績影響は精査中

 第2位は、1月2日に起きた羽田事故関連で、JALがエアバスA350-900型機(登録記号JA13XJ)の全損で約150億円の損害が生じる見込みだと発表。代替機は2025年度下期に受領する予定です。

◆運輸安全委員会の経過報告(中間報告)
運輸安全委、羽田事故の経過報告公表 海保機が離陸順位優先と認識か(24年12月25日)
A350、海保機衝突で電源喪失 CFRP機初の全損、消火救助も課題=羽田事故(24年12月25日)

◆代替機発注
JAL、エアバスとボーイングから42機導入 国際線にA350-900と787-9、国内線A321neo(24年3月21日)
JAL赤坂社長、A350「1機追加購入」緊急脱出「乗客の理解あってこそ」(24年1月17日)

第3位 JAL、飲酒問題の機長2人解雇 グループ内の再雇用否定

 第3位は、現地時間12月1日の豪メルボルン発成田行きJL774便(ボーイング787-8型機、2クラス186席仕様、登録記号JA840J)の機長2人が起こした飲酒問題で、JALが2人を解雇。グループ内でパイロットとして雇用する可能性も否定しました。

2024年の注目記事
1. JAL株総、鳥取社長が安全トラブル陳謝 4年ぶり「退場を命じます」

2. JAL、A350全損で150億円損失 業績影響は精査中

3. JAL、飲酒問題の機長2人解雇 グループ内の再雇用否定

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10. 米政府、日本へKC-46A最大9機売却承認

2024年上期の注目記事
1. JAL株総、鳥取社長が安全トラブル陳謝 4年ぶり「退場を命じます」

2. JAL、A350全損で150億円損失 業績影響は精査中

3. ペット同乗便の緊急脱出「持って行けない」手荷物と同ルール適用

2024年下期の注目記事
1. JAL、飲酒問題の機長2人解雇 グループ内の再雇用否定

2. 入間航空祭、世界に1機EC-1初登場 ブルーインパルスも、ケータイつながりにくく

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