12月22日から28日までによく読まれた記事をまとめました。一番読まれた記事は、メルボルンで起きた日本航空(JAL/JL、9201)の機長2人による飲酒問題でした。
第1位 JAL、飲酒問題の機長2人解雇 グループ内の再雇用否定
国土交通省は27日、JAL/に対して行政指導の「業務改善勧告」を行いました。1日に豪メルボルン発成田行きJL774便(ボーイング787-8型機、2クラス186席仕様、登録記号JA840J)の出発が、機長2人の飲酒で3時間以上遅れたことや、2人が口裏合わせをして隠ぺいしていたことなどによるもので、今年5月の厳重注意を受けた再発防止策などが十分に機能していないとして、2025年1月24日までに再発防止策を提出させます。
JL774便は飛行時間が長いため、機長と副機長、副操縦士のパイロット3人1組で乗務。このうち、管理職である機長が2人とも飲酒問題に関わっていたことから、JALは機長と副機長を解雇しています。
弊紙X(旧Twitter)の現役Pとみられるフォロワーさんたちの中には、パイロット不足の現状や、飲酒問題に対する日系航空各社の処分が過去に海外と比べて甘い事例が見られたことから、2人をグループ内で再雇用するのでは、という見方をされる方もいらっしゃいました。こうした背景もあり、私やほかの記者もその点をJALに尋ねましたが、グループ内でパイロットとしての雇用はないと明言していました。質問に対する彼らの反応を見た限り、最初からそのようなことは考えていなかった印象を受けました。
また、27日の国交省による業務改善勧告の第1報はこちらです。なるべく2本目(1位になった記事)だけを読んでも、全体像を把握していただける構成を心掛けましたが、ベーシックな部分は省いているところもあるので、必要に応じて第1報もご覧ください。
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