日本航空(JAL/JL、9201)の2024年11月利用実績によると、国際線の旅客数は前年同月比16.2%増の64万1581人で、2カ月連続で60万人を突破した。座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は8.6%増の41億8250万3000座席キロ、有償旅客を運んだ距離を示すRPK(有償旅客キロ)は15.6%増の35億5567万1000人キロ。ロードファクター(座席利用率、L/F)は5.2ポイント上昇し85.0%だった。
国内線は旅客数が4.6%増の324万6448人、ASKは0.9%減の28億6753万2000座席キロ、RPKは5.5%増の24億6272万5000人キロ、L/Fは5.2ポイント上昇し85.9%となった。
—記事の概要—
・国際線
・国内線
・貨物郵便
・運航状況
国際線
国際線方面別でL/Fが最も高かったのは、韓国線の97.0%(前年同月比2.3ポイント上昇)だった。一方、最も低かったのは中国線で60.9%(4.8ポイント上昇)だった。
旅客数は7方面すべてで前年同月を上回った。このうち増加率が最も高かったのは中国線で、前年同月比41.8%増の7万1532人。最も低かったハワイ・グアム線は、7.0%増の5万8055人だった。
国内線
国内線のうち羽田発着の幹線4路線のL/Fは、那覇線の92.0%(前年同期比1.9ポイント上昇)が最も高く、最低だったのは札幌(新千歳)線で89.2%(9.8ポイント上昇)だった。
旅客数は伊丹線を除く3路線で前年を上回った。このうち増加率が最も高かったのは札幌線で、13.0%増の28万2201人。唯一の前年割れとなった伊丹線は、3.4%減の21万4709人だった。
貨物郵便
貨物郵便の輸送実績は、国際は貨物が4万5748トン(30.0%増)、郵便が1295トン(6.4%減)。国内は貨物が3万167トン(14.9%増)、郵便が2324トン(1.3%減)だった。
運航状況
JALグループ旅客全体の運航状況は、国際線が運航率99.7%(前年同月99.8%)、定時出発率81.7%(83.1%)だった。国内線は運航率98.9%(99.1%)、定時出発率82.0%(82.5%)となった。
関連リンク
日本航空
・JAL国際線、旅客数63万人 利用率85.1%=10月実績(24年11月30日)