関西国際空港と伊丹空港(大阪国際空港)、神戸空港を運営する関西エアポートグループの2024年11月利用実績(速報値)によると、関空の国際線と国内線を合わせた総旅客数は、前年同月比19%増の266万4460人だった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前の2019年同月と比較すると5%増で、コロナ前の実績を3カ月連続で上回った。
国際線の旅客数は25%増(19年同月比6.5%増)の210万8498人で、2年10カ月連続で前年を上回った。このうち外国人旅客は26%増(25.4%増)の165万6503人で、速報値として2年9カ月連続の前年超え。10カ月連続でコロナ前を上回った。日本人旅客は21%増(30.4%減)の44万9195人で、3年7カ月連続で前年を上回った。また、通過旅客は21%増の2800人だった。
国内線の旅客数は1%減(2%減)の55万5962人で、3カ月連続で前年を下回った。
国際線と国内線の旅客と貨物便を合わせた総発着回数は15%増(2%減)の1万6541回で、3年8カ月連続で前年を上回った。国際線全体では21%増(2%減)の1万2610回で、3年6カ月連続で前年超え。このうち旅客便は27%増(6%減)の1万872回で3年8カ月連続で前年を上回った。貨物便は前年同月比8%減の1630回で前年同月を割り込んだものの、2019年同月比では31%増で高水準となった。国内線は1%減(1%増)の3931回だった。
国際貨物量は5%増(1%増)の6万9771トンで2カ月連続で前年を上回った。国内貨物量は7%増の855トンだった。
伊丹空港の旅客数は6%増(19年同月比6%減)の137万4212人。発着回数は1%減(1%減)の1万1191回で、貨物量は2%増の7940トンだった。
神戸空港の旅客数は4%増(19年同月並み)の29万9560人。発着回数は10%減(2%減)の2766回だった。
・関空、総旅客数268万人 コロナ前超え2カ月連続=10月実績(24年11月26日)