エンブラエルは、ルクセンブルクのルクスエア(LGL/LG)からE195-E2型機を2機追加受注したと現地時間12月17日に発表した。2023年の初回発注時に設定していた2機分のオプション(仮発注)を行使し、確定発注に切り替えたもので、2026年初頭から順次受領する見通し。

ルクスエアのE195-E2(イメージ、エンブラエル提供)
ルクスエアのE195-E2は1クラス136席を設定する。同社は初回発注で最大9機の導入を決めており、このうち4機が確定発注、2機をオプションとしていた。このほか3機分の購入権も保有し、E190-E2への機種変更権も設定する。今回の確定発注切り替えにより、計6機を導入することになる。
同社の機材は、ボーイング機が737-700型機(1クラス141席)と737-800(同186席)が4機ずつ、737-8(737 MAX 8、同186席)が2機。このほか、デ・ハビランド・カナダDash 8-400(旧ボンバルディアQ400)型機(同76席)が11機あり、合計で21機保有する。また、737 MAXファミリーで最小の737-7(737 MAX 7)を4機発注済みで、最も大きい737-10(737 MAX 10)を最大4機導入する。

ルクスエアのE195-E2(イメージ、エンブラエル提供)
ルクスエア
・ルクスエア、737-10を最大4機導入へ 最大の737MAX(24年7月23日)
・ルクスエア、E195-E2を最大9機導入(23年10月12日)
・ルクスエア、737-7を4機発注 最小の737MAX(23年6月23日)
・ルクスエア、737MAXを4機導入(23年3月5日)
・ルクスエア、Q400発注 オプション込み5機(15年2月18日)
E2シリーズ
・エンブラエル、E175にE2客室仕様や衛星接続 国際航空宇宙展出展、C-390もアピール(24年10月15日)
・E195-E2、ベオグラードで実機公開 セルビア政府らにアピール(24年9月18日)
・エンブラエルE190-E2とE195-E2、ETOPS取得 単発2時間飛行可能に(24年3月16日)
・E195-E2、ロンドン・シティ空港のスティープ・アプローチ認証取得(23年11月11日)
・E190-E2、韓国で短距離着陸に成功 1200m級空港での運航アピール(23年5月17日)
・羽田で最新鋭E195-E2披露も 特集・リージョナル最大手エンブラエル、スペースジェット撤退後の一手(23年2月12日)
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