官公庁, 需要, 需要実績 — 2024年12月19日 05:55 JST

24年訪日客、過去最高を更新 1-11月累計でコロナ前上回る

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 日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数推計値によると、2024年11月の訪日客数は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行前となる2019年同月比30.5%増の318万7000人で、11月の過去最高を記録した。また1-11月までの11カ月間の累計は3337万9900人で、1964年の統計開始以来の暦年(1-12月)最高記録を更新した。出国した日本人は28.4%減の117万5100人で、コロナ前の7割超えまで回復した。

—記事の概要—
24年11月の動向
方面別実績

24年11月の動向

1-11月累計で暦年の過去最高となった訪日客=24年4月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 これまでの暦年最高は、2019年の3188万2049人。12月を残し、11月時点で暦年記録を150万人近く上回った。JNTOが重点市場としているのは23カ国・地域で、このうち1月からの累計は韓国、香港、インドネシア、ベトナム、フランスの5市場で過去最高を記録した。

 冬ダイヤが始まったこともあり、11月は増便やコロナ前に運休した路線の復便が多くみられた。

方面別実績

 方面別に見ると、アジアでは韓国が74万9500人(19年同月比3.65倍)で23市場最多の訪日客数となった。中国は54万6300人(27.3%減)、台湾は48万8400人(24.6%増)、香港は22万7100人(13.7%増)、インドは2万3500人(58.1%増)だった。

 ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国では、タイが11万8000人(15.9%減)、シンガポールが9万5800人(46.7%増)、マレーシアが6万2000人(4.6%減)だった。インドネシアは4万8800人(31.1%増)、フィリピンは8万7100人(34.5%増)、ベトナムは5万200人(19.8%増)だった。

 欧州では、英国が3万7000人(1.9%減)、フランスが3万1100人(28.0%増)、ドイツが2万5200人(29.1%増)。イタリアは2万800人(68.4%増)、スペインは1万8800人(78.5%増)、ロシアは1万3900人(5.8%増)、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの4カ国で構成する「北欧地域」は1万2300人(1.2%増)だった。

 サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、オマーン、カタール、クウェートのGCC(湾岸協力理事会)の加盟6カ国にトルコとイスラエルを加えた8カ国で構成する「中東地域」は、1万9100人(94.2%増)だった。

 米大陸では米国が24万7500人(66.1%増)、カナダは4万7300人(42.0%増)、メキシコは1万3500人(2.07倍)だった。オセアニアでは、豪州が8万300人(66.2%増)だった。そのほかの国・地域からは12万3500人(41.1%増)が入国した。

関連リンク
日本政府観光局
観光庁

10月の訪日客、過去最高331万人 累計最速3000万人超え(24年11月21日)

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