台湾のスターラックス航空(星宇航空、SJX/JX)は、エアバスA350-900型機の新造機を2機受領した。同社のA350は8機となり、他機種も合わせ年内に計画していた3機種26機体制となった(関連記事)。
A350-900の7号機(登録記号B-58507)は、エアバスの最終組立工場がある仏トゥールーズを現地時間12月12日に出発し、拠点の台北(桃園)には翌13日に到着。8号機(B-58508)は17日にトゥールーズを出発し、18日に台北へ到着する見通し。
2機の受領に先立ち、同社の張國煒(チャン・クォウェイ)会長が11日にトゥールーズを訪問し、2機の品質を確認。7号機のフェリーフライトとなったJX2359便は、パイロットライセンスを持つ張会長を含む3人の運航乗務員が操縦した。
スターラックスの機材はすべてエアバス機で、A350-900を含め3機種保有する。A350の追加受領により、現在はA350を8機、A330-900(A330neo)が5機、A321neoが13機で、3機種計26機となった。
2023年12月末時点での保有機材数は21機で、内訳はA350が4機、A330neoが4機、A321neoが13機。今年に入りA350は今月の新造2機のほか3月と8月に1機ずつの計4機、A330neoは7月に1機リース導入した。A321neoは追加受領していない。
座席数は、A321neoが2クラス188席(ビジネス8席、エコノミー180席)、A330-900が2クラス297席(ビジネス28席エコノミー269席)。A350-900は4クラス306席で、ファーストクラス4席、ビジネスクラス26席、プレミアムエコノミー36席、エコノミークラス240席で、台湾の航空会社としては現行機材に唯一のファーストクラスを設定する。ファーストとビジネスは、プライベート空間を確保するためのスライドドアを設けた個室タイプとなる。
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スターラックス航空
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