エアバス, エアライン, 官公庁, 機体, 空港 — 2024年12月2日 21:21 JST

新千歳空港、着陸中の滑走路に工事車両誤進入 11/28深夜、国交省が重大インシデント認定

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 11月28日午前0時ごろ、新千歳空港で航空機が進入中の滑走路に工事用車両が進入したトラブルについて、空港を運営する北海道エアポート(HAP)は12月2日、蒲生猛社長名でおわびの声明を出した。国土交通省航空局(JCAB)が「重大インシデント」に認定し、運輸安全委員会(JTSB)が調査を進めている。

11月28日午前0時ごろの新千歳空港(Flightradar24から、実際の位置とは誤差がある場合があります)

 HAPによると、同社の工事委託先の工事車両が滑走路へ進入したという。このトラブルで航空機や空港関連施設への被害はないとしている。

 声明で蒲生社長は「関係各所の皆さまに多大なご心配とご迷惑をお掛けしましたことを心より深くお詫び申し上げます。弊社といたしましては同委員会及び関係機関の調査に全面的に協力し、原因究明と再発防止を図り、より一層の安全安心な空港運営に努めて参ります」とコメント。HAPでは、JTSBによる調査中のため、詳細の説明は控えるという。

 航空機の位置情報を提供するウェブサイト「フライトレーダー24(Flightradar24)」によると、28日午前0時の時点で新千歳空港の滑走路(RWY01R)には、スプリング・ジャパン(旧春秋航空日本、SJO/IJ)が運航するヤマト運輸のエアバスA321ceo P2F型貨物機(登録記号JA82YA、成田発新千歳行きIJ407便)が着陸体勢に入っていた。同機は着陸後、午前1時30分すぎには羽田行きIJ410便として新千歳を出発している。

新千歳空港のRWY01Rに進入していたヤマトのエアバスA321ceo P2F型貨物機JA82YA(資料写真)=24年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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