日本航空(JAL/JL、9201)の2024年10月利用実績によると、国際線の旅客数は前年同月比12.8%増の63万320人で、2カ月ぶりに60万人を突破した。座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は5.5%増の42億809万8000座席キロ、有償旅客を運んだ距離を示すRPK(有償旅客キロ)は11.3%増の35億7899万6000人キロ。ロードファクター(座席利用率、L/F)は4.5ポイント上昇し85.1%だった。
国内線は旅客数が4.8%増の331万5652人、ASKは0.7%減の29億8903万5000座席キロ、RPKは5.5%増の25億3630万9000人キロ、L/Fは5.1ポイント上昇し84.9%となった。
—記事の概要—
・国際線
・国内線
・貨物郵便
・運航状況
国際線
国際線方面別でL/Fが最も高かったのは、韓国線の95.1%(前年同月比0.1ポイント低下)だった。一方、最も低かったのは中国線で64.1%(8.0ポイント上昇)だった。
旅客数はオセアニア線を除き、6方面で前年同月を上回った。このうち増加率が最も高かったのは中国線で、前年同月比25.8%増の6万8753人。唯一の前年割れとなったオセアニア線は、8.9%減の1万8125人だった。
国内線
国内線のうち羽田発着の幹線4路線のL/Fは、那覇線の92.5%(前年同期比2.8ポイント上昇)が最も高く、最低だったのは福岡線で85.3%(6.8ポイント上昇)だった。
旅客数は4路線とも前年を上回った。このうち増加率が最も高かったのは札幌(新千歳)線で、16.4%増の30万9363人。最も低かった伊丹線は、0.4%増の21万9404人だった。
貨物郵便
貨物郵便の輸送実績は、国際は貨物が4万4702トン(24.2%増)、郵便が1246トン(1.4%減)。国内は貨物が3万1111トン(18.7%増)、郵便が2402トン(2.0%増)だった。
運航状況
JALグループ旅客全体の運航状況は、国際線が運航率99.9%(前年同月100.0%)、定時出発率83.8%(84.7%)だった。国内線は運航率98.7%(99.4%)、定時出発率86.1%(88.2%)となった。
関連リンク
日本航空
・JAL国際線、旅客60万人割れ4カ月ぶり 利用率81.8%=9月実績(24年11月2日)