国土交通省航空局(JCAB)は11月27日、福岡空港に建設した新管制塔の運用を12月5日から開始すると発表した。2本目の滑走路が2025年3月から供用開始されるためで、空港全体や周辺の視認性を確保する。
新管制塔は、上部レーダードームを除いた高さは90.9メートルで、羽田空港の115.7メートルに次ぐ国内第2位の高さとなる。国内線ターミナルに隣接する現管制塔は31.4メートルで、約60メートル高くなる。
場所は「増設滑走路」と呼ばれる長さ2500メートルの第2滑走路に近い国際線ターミナルのそば。滑走路が2本になることで、1時間あたりの発着回数は現在の38回から40回に上限が増えるものの、国際線を中心に新規就航や増便の要望が旺盛で、処理能力に課題が残る。
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