ルーマニア政府は、米ロッキード・マーチン製ステルス戦闘機F-35「ライトニングII」を32機調達する意向を表明した。チョラク首相は「F-35の取得は1989年の革命以降、ルーマニア軍と国防の安全を目的とした最大の契約」と述べた。F-35の採用国としては20カ国目となった。
米国政府がFMS(対外有償軍事援助)により売却する。F-35Aが32機、プラット・アンド・ホイットニー製エンジンF135-PW-100が予備1基を含む33基などで、総費用は72億ドルとなる見込み。
既存のF-16とともに、NATO(北大西洋条約機構)加盟国の抑止力強化につなげる。2030年代にはF-35へ移行する見込み。
関連リンク
F-35
Lockheed Martin
・空自F-35、B-2ステルス爆撃機と初共同訓練(24年9月12日)
・F-35A、ポーランド向け初号機が最終組立へ(24年5月1日)
・防衛省、新田原に臨時F-35B飛行隊新設(23年12月23日)
・防衛省、F-35エンジン整備拠点の運用開始 IHI瑞穂工場内(23年6月29日)
・F-35、次世代AESAレーダーAPG-85開発中 ノースロップ・グラマン製(23年1月13日)
・F-35、米国防総省が最大398機発注 TR-3初搭載へ(22年12月31日)
・防衛省、STOVL機にF-35B選定 いずもでの運用視野に(19年8月17日)
・F-35Aは1機116億円 防衛省、中期防の単価初公表(19年1月9日)