日本航空(JAL、9201)は、成田-フランクフルト線での無線LANによる機内インターネット接続サービス「スカイWi-Fi」を一時休止する。機材変更によるもので、休止期間は2月1日から3月29日まで。
フランクフルト線はボーイング777-300ER型機で運航しているが、2月1日から3月29日までは787-8を投入。787-8はスカイWi-Fiを装備していないため、サービスを一時休止する。
本来フランクフルト線を飛ぶ777-300ERは同期間中、成田-デリー線と成田-シドニー線に投入。機材変更の理由は、昨年11月にボーイングがGE製エンジンのGEnxシリーズを搭載する747-8と787-8のAFM(飛行規程)を改定した影響で、積乱雲を避ける際に大幅な遅延や欠航が生じる可能性が高まったため。
シドニー線は飛行中に赤道付近で積乱雲が多く発生する空域「熱帯収束帯」を横切る可能性が高く、デリー線は熱帯収束帯にはかからないが、回避ルートを設定できない山岳地帯を通過したり、インド国内ではルート変更の許可そのものが得られにくいことから対象になっている。
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