解説・コラム — 2024年11月17日 06:00 JST

ATRのSTOL型ATR42-600S開発中止が1位 先週の注目記事24年11月10日-16日

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 11月10日から16日までによく読まれた記事をまとめました。一番読まれたものは、仏ATRのSTOL(短距離離着陸)型ターボプロップ機「ATR42-600S」開発中止の記事でした。

初飛行するATR42-600S(ATR提供)

第1位 ATR、STOL型ATR42-600S開発中止 トキエアが導入意向

 ATRは現地時間13日(日本時間14日)に、ATR42-600型機のSTOLタイプであるATR42-600Sの開発中止を発表。サプライチェーンのひっ迫が続いていることや、短い滑走路で離着陸できる機体のニーズが減少傾向にあることから判断したとしています。

 日本の航空会社では、佐渡空港への就航を計画しているトキエア(TOK/BV)が導入意向を示していましたが、計画見直しが不可欠となりました。

 また、トキエアとは別に、東京都の離島、小笠原へのATR42-600S就航も期待されていましたが、こちらも空路開設となれば別の機材を選定する必要があります。小笠原は採算性の低さなど、機材以外にも課題が多いです。

第2位 ZIPAIR、隣の空席購入オプション「Seat Plus」1席500円から

 第2位は、日本航空(JAL/JL、9201)傘下の中長距離LCC、ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)が12日に発表した、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」のシートを機内で追加購入できるオプション「Seat Plus」。搭乗後、隣の席が空いていた場合など、広いスペースを利用できるものです。

第3位 C-1最終31号機、銀ちゃん・カモノハシ勢ぞろいでラストフライト 写真特集・入間航空祭25万人来場(2)

 第3位は、3日に航空自衛隊入間基地で開かれた入間航空祭のC-1写真特集。現存する全種類のC-1が一堂に会する機会となりました。国産輸送機のC-1は、戦後初の国産旅客機YS-11型機を開発した半民半官の日本航空機製造(日航製、NAMC)が当時の防衛庁と開発した機体で、試作の2機は日航製の名義で製造され、量産機となる3号機以降は川崎重工業(7012)製です。

先週の注目記事
1. ATR、STOL型ATR42-600S開発中止 トキエアが導入意向

2. ZIPAIR、隣の空席購入オプション「Seat Plus」1席500円から

3. C-1最終31号機、銀ちゃん・カモノハシ勢ぞろいでラストフライト 写真特集・入間航空祭25万人来場(2)

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世界に1機「EC-1」入間航空祭初登場が1位 先週の注目記事24年11月3日-9日

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