ボーイングは現地時間11月12日、世界最大のウェットリース会社Avia Solutions Group(アビア・ソリューションズ・グループ)が、737 MAXを最大80機発注する契約を結んだと発表した。契約のうち、確定発注は標準型の737-8(737 MAX 8)が40機となる。
Aviaは世界最大のACMI(航空機・乗務員・整備・保険)プロバイダーで、アイルランドに本拠を置く。Avia Solutions Groupは、Avion Express、Smartlynx、Klasjet、Air Explore、BBN、Ascend Airways、Skytransなど、11の航空運航事業許可(AOC)を持ち、機体や乗務員などをセットにリースする「ウェットリース」事業を展開しており、航空会社やツアー・オペレーターに代わり60カ国以上で運航している。
ボーイングから機体を直接購入するのは初めて。737-8はメーカー標準座席数が2クラス162-178席、1クラス最大210席で、旅行のピーク時に航空会社へ追加輸送力の提供や、予期せぬ航空機やスタッフの不足に対応する運航支援に適しているという。
関連リンク
Avia Solutions Group
Boeing
ボーイング・ジャパン
・ボーイング、スト終結で生産再開へ 最大労組と38%賃上げ合意(24年11月5日)
・ボーイング、61億ドル最終赤字 ストで生産停止影響=24年7-9月期(24年10月24日)
・日本は冷ややか?「797」はどうなるのか 特集・737MAXと787隙間埋める次世代機の未来(24年9月13日)
・ボーイング、737と787年内に増産へ=ポープ社長(24年7月22日)