エアバスは現地時間10月30日、単通路機では世界最長となる最大11時間飛行できる小型機A321XLRをスペインのフラッグキャリアであるイベリア航空(IBE/IB)に独ハンブルクで初納入したと発表した。11月下旬にマドリードからボストンへの大西洋横断便に就航する。
A321XLRは、単通路機A321neoの航続距離を延長した超長距離型で2019年6月にローンチ。XLR(Xtra Long Range)は「超長距離」を意味し、燃料タンクを増設することで単通路機では世界最長の航続距離4700海里(約8704キロ)を実現し、最大11時間飛行できる。エンジンはCFMインターナショナル製LEAP-1Aを搭載する。
最大離陸重量(MTOW)は101トン。メーカー標準座席数は2クラス180-220席、1クラスの場合は最大244席設定でき、イベリア航空は2クラス182席(ビジネス14席、エコノミー168席)とした。座席当たりの燃費は、旧世代機と比べて30%改善される。
イベリア航空は、A321XLRを「A330やA350のような客室に通路が2本あるワイドボディ(広胴)機と同レベルのサービスを提供しながら、単通路機として長距離便を運航できる」と評価。初号機のほか数カ月以内に7機導入し、長距離路線を拡大していく。
関連リンク
イベリア航空
A321XLR certification international flight test campaign(Airbus)
Airbus
A321XLR解説
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ローンチから初飛行
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