成田国際空港会社(NAA)の2024年9月運用状況速報値によると、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同月比12%増の323万531人だった。2019年同月と比較すると12%減で、3年6カ月連続で前年を上回り、9割前後の回復が続いている。発着回数は、国際線と国内線を合わせた総発着回数が前年同月比12%増(10%減)の2万122回で、3年6カ月連続での前年超えとなった。
旅客数は国際線が20%増(19年同月比15%減)の258万5083人で、7カ月連続で250万人を突破した。このうち日本人は22%増(45%減)の78万1401人、外国人が25%増(20%増)の160万4860人、通過客が15%減(30%減)の19万8822人となった。また、国内線の旅客数は9%減(2%減)の64万5448人だった。
国際線旅客は3年7カ月連続で前年を上回った。外国人旅客は9月の最高記録で8カ月連続で同月の最高値を更新。好調が続く一方、日本人旅客はコロナ前の5割超え程度の戻りにとどまっており、依然として回復に差がみられる。国内線旅客は3カ月連続で前年同月を下回った。
発着回数のうち、国際線全体では18%増(10%減)の1万5938回で、3年6カ月連続で前年を上回った。旅客便は21%増(14%減)の1万3156回で、3年6カ月連続で前年超えとなった。国際貨物便は1%減の2525回。新型コロナ前の2019年同月比では21%増で、好調を維持している。
一方、国内線全体は5%減(11%減)の4184回で、2カ月連続で前年を下回った。
貨物量は6%増(5%減)の16万6253トン。給油量は5%増の26万6018キロリットルだった。
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成田国際空港
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