空港, 需要, 需要実績 — 2024年10月28日 21:40 JST

成田空港の訪日客、初の1000万人超え=24年度上期

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 成田国際空港会社(NAA)の2024年度上期(4-9月期)運用状況速報値によると、国際線と国内線を合わせた総旅客数は20%増の1992万5519人だった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)前の2019年同期と比較すると12%減だったものの、9割近くまで回復した。このうち、訪日客は初めて1000万人を超え、年度上期の過去最高を記録した。総発着回数は前年同期比16%増(10%減)の12万2000回で、4期連続で前年同期を上回った。

24年上期の訪日客がコロナ後初の1000万人超えとなった成田空港=24年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 旅客数は国際線が26%増(19年同期比14%減)の1601万8729人で、このうち、日本人は27%増(47%減)の395万3675人、外国人が34%増(17%増)の1079万2022人、通過客が15%減(34%減)の127万3032人となった。また、国内線の旅客数は前年同期並み(2%減)の390万6790人となった。

 国際線は記録的な円安により訪日客が大幅に増加。年度上期の過去最高を記録した。一方で、日本人客は半数程度にとどまり、回復に差がみられる。また、国内線はコロナ前をやや下回り、年度上期では過去最高を記録した2019年度、2位だった2023年度に続く3位だった。

 発着回数は、国際線全体では前年同期比20%増(10%減)の9万5475回で、4期連続で前年同期を上回った。旅客便は25%増(15%減)の7万8923回だった。国際貨物便は前年同期並みの1万5239回。コロナ前の2019年同期比では24%増となった。

 一方、国内線全体は3%増(7%減)の2万6525回だった。

 貨物量は7%増(4%減)の97万9645トン。給油量は9%増の164万4953キロリットルだった。

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