中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社(CJIAC)が発表した2024年9月実績の速報値によると、国際線と国内線を合わせた総旅客数は15%増の86万9843人で、3カ月ぶりの80万人台となった。2019年同月比では23%減で、コロナ前の8割近くまでの回復が続いている。
旅客数の内訳は、国際線が前年同月比52%増(19年同月比34%減)の35万5300人で、3年5カ月連続で前年同月を上回ったものの、3カ月ぶりに40万人を下回った。国際線のうち日本人は39%増の14万3800人で、1年2カ月連続で10万人超え。外国人は62%増の21万500人だった。国内線は2%減(13%減)の51万4543人で、2カ月ぶりに前年同月を下回った。
総発着回数は7%増の7756回で、内訳は国際線が37%増の3080回、国内線は7%減の4676回だった。国際線のうち旅客便は59%増の2503回、貨物便は22%減の413回、その他が17%増の164回だった。
国際貨物取扱量は5%減(27%減)の1万412トン、国内貨物取扱量は22%減の784トン、給油量は6%増の3万9908キロリットル、構内営業売上高は48%増(34%減)の22億7800万円だった。
構内営業売上高のうち、免税店は71%増(50%減)の10億8400万円。一般物販店は26%増の6億5100万円で、飲食店は40%増の5億4200万円だった。
関連リンク
中部国際空港 セントレア
・シンガポール航空、名鉄にバティック柄ラッピング 名古屋35周年(24年10月5日)
・タイのコーラルラウンジ、中部空港に25年4月新設 国外初進出(24年10月4日)
・新潟のトキエア、中部就航 ATR72で3路線目(24年9月27日)
・中部空港、総旅客100万人超え コロナ後初=8月実績(24年9月27日)