エアライン — 2024年10月22日 14:45 JST

JAL、多言語案内にAIロボ 羽田スカイミュージアムで実証実験

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 日本航空(JAL/JL、9201)とグループIT中核会社・JALインフォテック(JIT)は10月22日、自律走行するAIアシスタントロボット「temi」を活用した実証実験を、羽田空港にあるJALの施設「SKY MUSEUM(スカイミュージアム)」で始めると発表した。同施設は訪日客の増加により外国語対応が課題となっており、AIを活用し多言語で施設や展示物を案内する。実証実験は11月1日から12月25日まで。

AIロボ「temi」を活用した実証実験を展開するJALのスカイミュージアム(JAL提供)

 対応言語は日本語、英語、中国語、韓国語。利用客への案内・説明を多言語で担い、スタッフの省人化と業務効率の改善も図る。実証実験を通じ、将来的には空港などでも、temiをはじめとしたロボットの活用を目指す。

 temiは米temi社(本社・ニューヨーク)が開発したAIロボットで、映像と音声を活用することで、遠隔地の非対面コミュニケーションを同じ場所で対面しているかのような「テレプレゼンス」を体感できる。また地図生成や地点登録などにより、自律運転によるナビゲーションや案内にも対応する。

AIロボ「temi」を活用した実証実験を展開するJALのスカイミュージアム(JAL提供)

AIロボ「temi」を活用した実証実験を展開するJALのスカイミュージアム(JAL提供)

AIロボ「temi」を活用した実証実験を展開するJALのスカイミュージアム(JAL提供)

関連リンク
JAL工場見学 SKY MUSEUM
日本航空
JALインフォテック
temi

JALとドラえもん、羽田スカイミュージアムで最新作イベント(23年3月25日)
飛行機と同じ高さで機内食堪能 JAL、羽田の格納庫見学新コース(23年3月6日)
JAL、羽田「スカイミュージアム」でCA仕事体験 本物のカート使用、食器の重さ体感(22年8月17日)
JAL、羽田の格納庫見学「スカイミュージアム」2年ぶり再開 展示も刷新(22年5月1日)
JAL、スカイミュージアム刷新 デジタル化で常に最新展示、懐かしのCMも(21年10月28日)