エアバスグループで防衛宇宙部門を担うエアバス・ディフェンス・アンド・スペース社は現地時間10月16日、最大2500人の人員削減を計画していると発表した。多額の損失を計上した宇宙システム部門を中心に、防衛宇宙部門全体で2026年半ばまでの削減を見込む。
同社のマイケル・ショールホーンCEO(最高経営責任者)は、宇宙システム部門を含む防衛宇宙部門の現状について、「サプライチェーンの寸断や戦況の急速な変化、予算制約によるコスト圧力の増大など、急速に変化する事業環境の影響を受けている」と説明。将来的な競争力強化へ組織のスリム化が必要だとした。
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