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ピーチ、定時性最下位脱出 国交省24年4-6月期情報公開

 国土交通省航空局(JCAB)が10月11日に公表した大手2社など「特定本邦航空運送事業者」10社が調査対象となる「航空輸送サービスに係る情報公開」の2024年4-6月期分によると、ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のLCC、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)の定時運航率が改善し、長らく続いた最下位を脱出した。運航規模が異なるため単純比較はできないが、定時出発率と到着率ともに全日本空輸(ANA/NH)を上回った。ピーチは2023年度から定時性改善を進めており、今後は上位グループの常連になれるかが課題になる。

決済コーナーと手荷物を預けるカウンターが分けられた関空のピーチ国内線エリア=24年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—記事の概要—
定時出発率
定時到着率

定時出発率

 JCABの情報公開は「定時運航率」「遅延率」「欠航率」などを調査しているが、今年度からは定時運航率を出発と到着の2つに分けた。これまでは出発のみが対象だったが、より利用者の利便性に直結する到着にも広げた。

 4-6月期の定時出発率1位は、スターフライヤー(SFJ/7G、9206)の94.66%(前年同期は3位)。2位が