ボーイング、受注7割減　納入は前年超え＝9月実績

　ボーイングの2024年9月の引き渡しは、前年同月比6機増の33機だった。受注は159機減の65機で、大型受注があった前年同月を7割以上下回った。このうち主力小型機の737 MAXは54機。中型機の787は受注がゼロだった。

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引き渡し

匿名顧客から受注した737 MAX＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　引き渡しの内訳は737が28機（前年同月15機）、767が1機（ゼロ）、777がゼロ（2機）、787が4機（10機）だった。

　787は4機すべてが超長胴型の787-10で、標準型の787-8と長胴型の787-9は納入がなかった。4機のうち3機はシンガポール航空（SIA/SQ）へ、1機はブリティッシュ・エアウェイズ（BAW/BA）へ引き渡した。

　737は28機中27機が737 MAXで、ユナイテッド航空（UAL/UA）やライアンエア（RYR/FR）、サウスウエスト航空（SWA/WN）などで導入が進んだ。

受注

　受注は737が54機（前年同月150機）、767がゼロ（ゼロ）、777が11機（ゼロ）、787がゼロ（74機）だった。

　737はすべて737 MAXで、匿名顧客1社から受注。777は11機すべてが777F貨物機で、匿名顧客1社が発注した。

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