日本航空(JAL/JL、9201)の新長距離国際線機材エアバスA350-1000型機の6号機(登録記号JA06WJ)が10月3日、羽田空港へ到着した。ファーストクラスとビジネスクラスにJAL初の個室タイプのシートを採用した国際線の次世代フラッグシップで、今年度は発注した13機のうち、8機を受領する計画を進めている。
フェリーフライト(回航便)のJL8102便は、仏トゥールーズを現地時間10月2日午後3時19分に出発し、同46分に離陸。羽田のA滑走路(RWY34L)へ3日午前11時26分に着陸して、格納庫前の212番スポットへ同33分に到着した。A滑走路へ着陸時はニューヨークへ向かうJL6便の2号機(JA02WJ)とすれ違う瞬間がみられた。
13機中6機を受領したA350-1000のうち、初号機(JA01WJ)と2号機の機体後部には「A350-1000」の赤いロゴが大きく描かれている。
6号機は今後、羽田で客室に金の鶴丸ロゴを掲げるなど、就航前の整備作業が行われる。8月11日に羽田へ到着した5号機(JA05WJ)の場合、11日後となる22日の羽田発ニューヨーク(JFK)行きJL6便から路線投入されており、6号機の作業が同程度のペースで進んだ場合、早ければ10月中旬にも就航する可能性がある。
A350-1000はJALの新たな国際線フラッグシップで、今年1月24日に1路線目の羽田-ニューヨーク線、4月17日からはダラス・フォートワース線にも就航。ファーストクラスとビジネスクラスはJAL初の個室タイプのシートを採用した。3路線目のロンドン線には、10月24日から隔日で投入する(関連記事)。
座席数は4クラス239席で、ファーストが6席(1列1-1-1席)、ビジネスが54席(同1-2-1席)、プレミアムエコノミーが24席(同2-4-2席)、エコノミーが155席(同3-3-3席)。ファーストクラスは座席上のオーバーヘッドビン(手荷物収納棚)をすべてなくし、ビジネスは窓側のみとすることで開放感のある客室に仕上げた。
JALはA350-1000を置き換え対象の777-300ERと同じ13機導入する計画で、今年度内に8機体制を目指す。
*写真は12枚。
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日本航空
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