エアライン, 需要, 需要実績 — 2024年10月1日 06:00 JST

JAL国際線、旅客60万人超え続く 利用率85.1%=8月実績

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 日本航空(JAL/JL、9201)の2024年8月利用実績によると、国際線の旅客数は前年同月比7.9%増の64万290人で、3カ月連続で60万人を上回った。座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は3.0%増の41億8832万6000座席キロ、有償旅客を運んだ距離を示すRPK(有償旅客キロ)は6.5%増の35億6384万人キロ。ロードファクター(座席利用率、L/F)は2.8ポイント上昇し85.1%だった。

8月の利用率が国際線85.1%、国内線84.5%だったJAL=24年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 国内線は旅客数が3.2%増の328万3970人、ASKは1.4%増の30億3687万7000座席キロ、RPKは5.3%増の25億6617万1000人キロ、L/Fは3.2ポイント上昇し84.5%となった。

—記事の概要—
国際線
国内線
貨物郵便
運航状況

国際線

 国際線方面別でL/Fが最も高かったのは、韓国線の93.9%(前年同月比1.6ポイント低下)だった。一方、最も低かったのは東南アジア線で81.3%(2.7ポイント上昇)だった。

 旅客数はオセアニア線を除き、6方面で前年同月を上回った。このうち増加率が最も高かったのは欧州線で、前年同月比20.0%増の6万5999人。唯一の前年割れとなったオセアニア線は、1.1%減の1万6105人だった。

国内線

 国内線のうち羽田発着の幹線4路線のL/Fは、那覇線の95.0%(前年同期比6.6ポイント上昇)が最も高く、最低だったのは福岡線で82.6%(6.7ポイント上昇)だった。

 旅客数は那覇線のみ前年を上回った。唯一の前年超えとなった那覇線は18.7%増の24万7544人だった。3路線のうち最も減少した福岡線は、3.5%減の25万6636人だった。

貨物郵便

 貨物郵便の輸送実績は、国際は貨物が4万1781トン(18.3%増)、郵便が1140トン(8.6%減)。国内は貨物が2万7419トン(14.0%増)、郵便が2120トン(1.5%増)だった。

運航状況

 JALグループ旅客全体の運航状況は、国際線が運航率98.4%(前年同月99.7%)、定時出発率73.1%(78.6%)だった。国内線は運航率94.8%(91.9%)、定時出発率78.3%(74.9%)となった。

関連リンク
日本航空

JAL国際線、旅客60万人超え2カ月連続 利用率微減82.9%=7月実績(24年8月31日)

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